非現実的日常
好きな人ができた
相手も好きだと言ってくれている
ちゃんと付き合う?と聞かれた
わかんないと答えた
物心ついた頃から人並みにはモテてはきた
でも転勤族でよく転校を繰り返していた
転校してきてすぐ好きだなんて言われても
私の何を知ってるの?そう答えそうになった
私のお家にはお父さんがいない
正確にはいたんだが単身赴任続きで
一緒にすんだ記憶はほとんど無い
その上一緒に住んでいた頃は母によくDVや精神的圧力をかけていた
それを側で見てきた
中学生の時正式に離婚が決まり
ああ大好きなお母さんが楽になれると安心した
だけど生活は厳しくなるばかりで経済面にも精神的にもきつい日々が続いた
学校は友達はいるけど楽しくない
あんなに一緒に馬鹿になれないし
校則には縛られるし理不尽な出来事ばかりだった
そんな生活が高校卒業までの約6年間続いた
自分では気づかないふりをしていたけれど多分爆発寸前だったんだと思う
だけどそのつまらない生活の中にも楽しみはあった
それは高校生の時 巷でいう 出会い系
マッチングアプリで知らない人と連絡を取り合って実際に会って遊ぶというもの
初体験もそれだった
何も後悔はないしとっても楽しかった
あ、無理だ と思えばブロックすればいいだけの話 無かった事にできる
でもある日を境に罪悪感が伴うようになり楽しくなくなってきた
もうこんな事するのはこれで最後
そうして出会ったのがkだった
すごく好きになった 付き合うとか関係に名前をつけてカタチに縛られるのを嫌っていた私がその人とはいいなと思えるほどだった
だけどその日は来なかった
1年経ってまた好きな人ができた
その人が今の彼氏だ
とても愛してくれる
好きだと言ってくれる
だけどどこかなにか物足りない
すごく尽くしてもらっている
だけどどこか寂しくて
満たされなくて
つまらない とか言って困らせてしまう
どうすればいいんだろう
自分でもよく分からない
もっと精神的刺激を日常的に与えてくれる人
わたしは常に新鮮さを求めている
だから日々新しい人に出会って関係を持って愛を感じるのが性に合っていたのかもしれない
でもそれは精神的迷子になる可能性もある
常に誰かに必要にされていたい
構っていてほしい甘えたい
安定的な愛情の供給が欲しい
でもたまにスリルも欲しくなる
日々葛藤してる
生きているのが辛くならない程度にすれすれを楽しく生きていきたい